不登校、高校中退、発達障がい等の事情により、支援を必要とされている方へ

子ども・若者サポート「つがる・つながる」
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 子ども・若者サポート「つがる・つながる」はこのように考えます。

 高校をやめたい(やめた)けれど、やはり高卒資格は必要と考えている方へ

今の高校をやめたい、もしくは既にやめてしまったけれど、将来のことを考えるとやはり高校は卒業しておきたいと考えている方がいるのではないでしょうか。

また、高校の場合、年間の欠席率が2〜3割になると留年もしくは退学を迫られることになりますが、それで高校を卒業するのはもう無理だと諦めてしまっている方もいるのではないでしょうか。

「高校をやめて働こうと思ったのに仕事が見つからない。やっぱり高校でやり直したい」という相談を受けたことがありますが、確かに10代でハローワークへ相談しにいってみても、「高卒の資格がなければ働き口を見つけるのは難しい」と言われてしまうのが今の日本の現状かもしれません。

もし、今(前)とは別の高校でやり直したいと思っているのであれば、以下のことを覚えておいてください。

  1. 今の高校から別の高校へ移ることを「転入」、一度やめて別の高校へ入り直すことを「編入」という
  2. 高校には、「全日制」「定時制」「通信制」の3つのタイプがある

まず、「1」についてですが、もしまだ高校をやめていないのであれば、すぐには退学届けを出さないことをオススメします。退学届けを出した直後に別の高校へ入学したとしても、「在籍期間」の関係で卒業が半年や1年ほど遅れてしまうことがあるからです。(それはそれで良い経験になると思うのですが、その分の学費が余分にかかってしまうことだけは確かでしょう。)

また、転・編入学の時期としては、2月頃に願書を出して、3月に試験を受け、4月から入学するという流れが一般的ですが、「通信制」の中には「前期入学」「後期入学」といった形で、随時受付を行っているところもあります。高校に入り直したいけれど、どう情報を集めて良いか分からない場合には気軽にご相談ください。

次に、「2」についてですが、学校でどれだけ時間を過ごしたいかによって選ぶのが良いと思います。中学校のときのように、毎日5〜6時間の授業を受けながら勉強したいのであれば「全日制」、時間的にはもう少し緩やかな方がいいけれど、学校には毎日通いたいと思うのであれば「定時制」といった感じです。

部活動など、放課後の活動に打ち込みたいといった場合にも、「全日制」もしくは「定時制」の高校から選び直すことをオススメします。

「通信制」はそれとは違い、毎日登校することを前提にしていません。学校によって違いはありますが、週に1〜2回、あるいは、月に1〜2回といった形で登校しながら卒業を目指します。

毎日通い続けられるかどうか自信がない、スポーツや音楽、アルバイトといった好きなことにできる限り時間を使いながら高卒資格を取りたいといった場合には「通信制」がオススメです。

※サッカーの元全日本代表であり、海外のプロリーグでも活躍をしている香川真司選手や、男子テニスで世界ランキングの日本人最高記録を更新した錦織圭選手も通信制高校を卒業していますし、最近は芸能界の中でも通信制高校を選ぶ方が増えています。

※近年は毎日通う、定時制に近いタイプの通信制高校も誕生していますが、青森市内にはまだそうした学校がありません。八戸市にはそうした毎日「通える」タイプの通信制高校もあるので、詳しいことを知りたい方はお問い合わせください。

ただし、大変な面もあります。基本的には自分で計画を立てて学習を進めていかなければなりません。教科書を読みながらレポートを作成するという課題を決められた期日までにこなしていく必要があるのですが、自分で時間をつくって勉強するというのは、思った以上になかなか難しいものです。

始めてみたはいいけれど、途中で投げ出してしまいたくなるかもしれませんし、初めから「そんなの無理!」と諦めてしまっている人もいるかもしれませんね。

でも、支えてくれる人がいれば結構何とかなるもの。何曜日のこの時間は「レポート作成の日」という感じでリズムが出来てくるようになりさえすれば大丈夫です。

  ・ 通信制高校で卒業を目指したいという気持ちはあるけれど、一人で取り組んでいくには不安がある
  ・ 通信制高校に入学してみたけれど、自分の力だけではちょっと難しかった

という方を私たちは応援していきたいと願っています。中学校までの勉強に不安があるという場合にも相談に応じますので、まずはご連絡ください。

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